虫歯治療について
虫歯になる条件
虫歯は歯の表面に粘着したプラーク(バイオフィルム)が飲食をするたびに栄養を取り込んで、酸を放出します。
プラーク(バイオフィルム)から放出された酸が歯の表面の「エナメル質」を溶かし(脱灰)、硬い歯がまるで豆腐のように柔らかくなります。この歯が柔らかくなった部分を一般的に「虫歯」と呼びます。そこに虫歯の原因菌が侵入して、さらに内部への穴の連鎖が続いていきます。これが、虫歯ができて、深く進行していくメカニズムです。
次のような4つの条件がそろった場合にむし歯になると考えられています。

- 虫歯になりやすい歯の質、歯並び、噛み合わせになってしまっている
- 虫歯の原因菌が旺盛な活動をしている
- 菌の栄養となる甘いもの(糖質)を多く摂取する食習慣がある
- プラーク(バイオフィルム)が歯に付着したままになっている時間が多い